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かっこいい意志決定はいらない
優柔不断ではなく「決めないこと」を決める
一番いいのは自分で直接現場を見に行き、できるだけ多くの一次情報を集めることです。
私は報告を受けるとき、いつも部下に「事実と判断は分けてくれ」と言っていました。まずは事実を聞きます。その後、それについて部下はどう思ったのかを聞く。
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スタッフも繰り返し聞くことによって、これまでは聞き流していたことが、あるときふと心に残ることがあります。そのときどきの精神状態や重ねてきた経験によって、同じ話が受け入れられるのです。
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そこで私は、A店長に「コーチング」を受けてもらうことにしました。コーチングとは、専任のコーチが1対1でさまざまな質問をしながら、リーダーとしての問題点を聞き出し、自分で解決方法を見つけていくための手助けをする手法です。「質問を受け続け、それに答えていく」ことによって、自分で解決策に気づかせる手段です。その結果、A店長は少しずつ自分の強みと弱みを自覚できるようになりました。「よいと思ってやっていたこと」「スタッフはわかってくれると思ってやっていたこと」が、まったく違う見方をされていたことや、スタッフへの要求水準が高過ぎることを理解してもらいました。
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