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今日は地元のNPOの『〇〇まつり』で、
演芸会のほうの司会ボランティアをしました。
以前、役員を引き受けていたのですが、
仕事が忙しくなり、今は一般会員です。
とはいえ、家が近い友人や顔見知りの社長さんなどもいるので、
元役員として、なにかあると依頼が回ってきます。
今回も、友人(女性)の頼みで引き受けました。
(私は司会が本業ではありません)
でもね、このNPOは、スタッフとして動く人たち(上から下まで)に、
いい人材がそろっておらず、何をやってもダメダメなんです。
役員を辞めたのは、そこに見切りをつけたというのも、
大きな理由です。
今日の演芸会も、「原稿を読むだけ」という話だったので、
軽い気持ちで引き受けたら、実際には段取りがひどくて、
というか、「段取りがない」に等しい状態で、本当に大変だったし、
出演者の方達に申し訳ないのひとことに尽きます。
これは自分の備忘録のブログも兼ねているので、
メモ的に、思いついたことだけ列記して記録します。
が、今日1日の愚痴の吐きだしでもあるので
文章はまとまりなく長いですよ(笑)?
「読むだけでいい」なら原稿は完成したきちんとしたものを
下書きのような原稿
依頼元の友人と一度打ち合わせをして、進行表はもらっていたものの、それは打ち合わせ時点の下書きのようなものでした。ですが、そういうことを取りまとめることができる人材が全くおらず、理事である友人がたった一人で奔走している状態だったので、(本来、これは理事ではなくスタッフの仕事だと思います)、内部をよく知っている私は状況がよく理解でき、このぐらいのメモ書きでも、その場に応じて臨機応変に対応してあげるのが自分のお手伝いかな?と思いました。私も大変多忙な中での承諾だったので、前夜遅くまでかかってバラバラな原稿を自分用にひとまとめにしましたが、それ以上の作業は無理でした。明日、細かい不明点は友人に確認して、皆さんの力を借りながら進めていければいいと思いました。
誰もが自分のことだけに忙しい
ですが、今日、会場に行ってみると、友人は他の作業で忙しくなかなか時間が取れません。理事長も会場設営に忙しく話す暇もありません。NPOの事務局長は屋台の仕込みに忙しくてそれどころではありません。頑張って走り回ってあちこちで捕まえて、断片的に情報を収集して自分の紙に書き込みましたが、それでも不明点が一杯。
司会者の担当はどこからどこまで?
直前になってなんと演芸会の司会だけでなく、全体の進行も行うのだとわかり、えー!聞いてないよ、そんなの。だったら、開会のあいさつが誰がするとか、来賓者の紹介とか、(事前に行った)ちびっこ××コンテストの表彰とか、進行表の前半は項目だけでほかには一切何も書いていないので、「ちょっと、これ誰がやるの?挨拶は誰?来賓は誰が紹介するの?来賓のあいさつはあるの?あるなら誰なの?名前と肩書は?いったい何をどうすんのよ?」と、また駆け回って聞きに行く。
友人がくれたのは自分が担当するところだけ書き込みのある進行表
当日その時間になってみて、友人がくれたのは、自分が出演交渉を担当している演芸会のところだけ書き込んである進行表をなのだ、ということがわかりました。前述のように開会の挨拶などは空欄だったので、「ここを教えて」というと、「それは理事長が知っている」、でも理事長はどこに行ったのか探しても見つからない・・・こういうのってさ、演芸の演目演者だけでなく、開会の挨拶から始まって、閉会の挨拶にいたるまで、誰がやるのか名前をすべて書き込んだものが欲しかったよね。イベントが始まってからも、マイクの前で何度もバタバタしてお客様に非常に失礼だと思います。
曲名も演者も曲順もすべてが不正確
しかも、演者の名前も演者としての名前でなく、友人がそう呼んでいるニックネームだったり、曲名も最後まで書いてなかったり、その上、曲順が違っていたり、とにもかくにも進行表は不正確のオンパレードで、それが演じるそのときになって「違います」と出演者に言われて初めてわかるわけですから、もう、頭下げっぱなし・・・ 友人の状況を勘案するとこれ以上の進行表は時間的に無理だったとは思いますが、それを手伝うスタッフが全くいないと容易に想像できるのがまた残念なところ。これはもう少し外部の人も巻き込んで組織的にやったほうがよかったのでは。
出店だけに力を注ぐな
全体に指示を出せる総監督がない
自分が所属する会でもイベントをやりますが、私はイベントには総監督が必ず必要だと思っています。その人は実際の会場設営作業や焼き鳥の仕込みなんかやっちゃダメ。やっていいのは来賓や出演者やお客様との挨拶のみ。今回はそれを痛烈に感じました。誰もが自分の持ち場に必死で、それ以外のことは誰に聞いても誰もわからないのです。こういうのってお手伝いの司会者は本当に困るんだよ。
企画した以上は当日に担当者を付けろ
会場は地元の神社の境内です。演芸会のステージは神社の神楽堂です。神楽堂の下のマイクのところで原稿をまとめていると、出演者の方達がてんでバラバラに次々とやってきて、カセットテープを私に私に来るのです。え・・・なにこれ?そういえば音楽ってどうするの?ていうか演芸会のお世話って誰がするの?びっくりしたのは、演芸会を担当する人が誰もいなかったこと。しかも段取りもほとんどなく、演芸会のことは今ここにいる誰の念頭にもないという驚愕の事実が判明。これは丸投げというよりも放置ですな・・・こんな山のようなテープを複数に人達(おじちゃん、おばちゃん達)に口々に説明付で渡されたって、誰が誰だか全くわかんないし、このテープを誰がどうするのかも全く聞いていない。友人に聞きに行こうと思いましたが、忙しそうだし、それに友人に聞いても無駄ということが段々わかってきました。「音楽持って来てね」ということは演者の皆さんに伝えたとは思いますが、誰もそのあとの本番当日の段取りをしていないのです。これでは出演者の皆さんに失礼です。演芸会にも担当者を一人つけてください。
実は担当者がいた。しかし私と同じ部外者だった。
思いあぐねて友人に「これじゃ無理だから誰かひとりスタッフ付けて」と頼みに行くと、「あぁ、それはたつやクンにお願いしてあるから」とのこと。えっ!決まっているんだったらそれを先に言ってよね。「たつやクン」という人を探してテープの件を話すと、「たつやクン」も実は俺も頼まれた今日だけの手伝いで、段取りとかまったくよくわかっていないんです。がーん。ちょっと、あのさー、と友人に言いたい気持ちを抑えて、取りあえず、おじちゃん、おばちゃん達に言われた内容を説明。
プログラムがない!
司会の準備をしていると、何人もの人が「プログラムないんですか?」と聞きにくる。演芸会に出る人たちの友達やご家族のようで、時間や順番を知りたいみたい。あーーー、お客さんに配るプログラムってつくっていないんだ。それはちょっとね。汚いコピーでもいいので、簡単な時間や曲名・曲順があったほうが見る人は安心して見られるものだよね。でも今の状況を見ていると、誰もそこまで頭がまわっていない感じ。
出演者のお世話係も必要でしょ?
わかる人が誰もいない
会場に着く前は、演芸会には担当のスタッフがいて段取りも決まっていて、音楽や出演者の誘導についても、スムーズにいくような準備がすでにできていると思っていました。ところが、演芸会に貼りつくのは、今日だけ臨時でお手伝いする司会ボランティアの私と、同じく簡単な説明だけされて軽い気持ちで手伝いに来た関係者友人のたつやクンの二人だけとわかりました。えー、これでどうすんのさ。出演者の入りと出の誘導はどうするの?でも、もう、演芸会は始まってしまったので、私は手伝いのたつやクンに簡単に状況を説明して「どうやら、何も知らされていない私達二人だけで進めるしかないみたいなの」と告げる。
お客さんが3名だけ これじゃかわいそう
最初の出し物である地域のおじちゃんバンドの演奏が終わると、なぜか50席ぐらいある客席のほぼ全員が帰ってしまいました。客席には3人しか座っていません。えー、これじゃ次の人がかわいそう。みんな、屋台にばかり一生懸命になっていないで、もっとこっちを手伝ってくれないかな。誰もいない客席に私のマイクの声だけがむなしく響くよ。ていうか、このイベントの集客ってどうなってんの?まぁ、どっちにしてもあまり人が来ないのは、これが3回目なのでよくわかっているんだけど、本当にここのスタッフの人達は屋台しか眼中にないようだ。これでは主旨に賛同して出店してくれている会員の皆さんにも申し訳ないと思う・・・
プレイヤーが思い切り不調で何度も曲が止まる、これはひどい
音楽はCDとカセットテープが鳴らせるアンプのようなものでしたが、これがなぜかしょっちゅう止まって演者の皆さんもあからさまに不満を言ってくる。だってきっとこの日のために練習したり準備を整えて踊っている最中に何度も何度も音楽が止まるのでこれじゃ台無しだよね。音楽を持ち込んだ人で最後まで問題なくできたのは2割ぐらいじゃないかしら。CDも止まりましたが、これは若いたつやクンの機転で、同じ曲が演者のスマホにもあることがわかり、スマホにマイクを近づけてとりあえず終了。テープはほぼ全員が止まりました。しかも見せ場のいいところで。誰?この音響装置準備したのは?もう、二人で謝りっぱなし。でもさすがに若い男性はおばちゃん達の受けがいいので、謝っても笑って許してもらえるみたい。たつやクンも仕事柄なのか、非常にお詫びがうまい。今日の手伝いがたつやクンでよかったー。今回の装置はiPhoneの音楽と相性が悪くて、iPhoneも音をマイクから拾って流しましたが、今は色んな音源がありますが、本番でトラぶらないためには事前にもらっておくのも方法かと。
カセットテープの各自大量持ち込みはいまどきツライものがある
よく考えればわかることですが、演芸会に出てくださる出演者は踊りや歌をやっている地域のご年配の方達ですが、この人たちの主要な音源がカセットテープである、という事実をすっかり忘れていました・・・つまり曲の頭出しに時間がかかったり、裏表があったり、巻き戻されていないテープだと時間をかけて戻さないとダメ。その上、曲がこれまた演歌とか民謡とか浪曲とか私たちのわからないものばっかりなので、たつやクンは本当に大変だったし、文句も言わずによく頑張ったと思います。
出演者を放置するな。感謝の言葉をのべてくれる人を置いてよ。
結局、今回の演芸会は出演者が勝手に着替えて、誰もいないようなところで寂しく演じて、音楽が何度も止まって残念な思いを何度も味わう中、拍手もまばらな中で演目を終えて、スタッフや関係者の誰から何のご挨拶もないまま、放置された状態で帰っていくという流れでした。私は、次回以降、これじゃ誰も出てくれないと思います。私が講師で行ってこんな扱いじゃ、「もう二度と来るもんか」って絶対思います。そのぐらい演芸会には、スタッフ側の支援が全くなく正直言って、腹が立つというよりは、強風の中、わざわざ出てくれた人達に心から申し訳ないと思いました。ここのNPOってこういうところがダメなんだよね。
演芸会のスタッフ
こういった演芸会の司会は本当に初めてでしたが、いい経験になりました。司会そのものは所属する会のセミナーや講演会でやったことがあるので、特に新しい経験というわけではありませんでしたが、やっぱり一番大切なのは事前準備と段取り、そして人の配置だと思いました。
演芸会をやるなら最低3人は必要だと思います。欲を言えば4人かな。司会者。音楽担当。出演者のお世話係、それに可能であれば演芸会だけを担当する専属の監督者です。やっぱり監督者って必要なんですよね。作業的に担当することが何もないと、ちょこまかと走り回って雑用をこなしたり(テープの確認やとりまとめ、返却等)、風が強い時には楽譜を止めるクリップのようなものを準備したり、出入りの皆さんに声をかけたり最後に運営側スタッフとして丁寧にご挨拶をしたり記念品を渡したり。
そういう全体と個別を分けて采配する人が昔からいないのが、このNPOの残念なところで、それができる理事たちが結局のところ、スタッフのような役割を持って手一杯になっちゃっている。結果、関わる人は皆、なにかの不満を持っており、地域の人達からもあまり愛されないんじゃないのかな。ま、ここでそんなこと言ってもしかたないけどね。
私もたつやクンも、こんなことならもっと事前からきちんと関わっておけば・・・と、同じ気持ちを抱いたし、自分だったらこんな風にはしない、という思いで、「私に任せて」といいたくなりましたが、おーっと、ダメダメダメ、ここでこれ以上関わってはいけない。それで負担が増えて厳しくなって辞めたのを、忘れたいのかい?と、私は自分に言い聞かせました。
要するに何もかもが時間不足の準備不足なんだけど、それは結局人手不足であり、人数が足りないのではく、人材に欠けるんだよね。みんな本当は一生懸命やっていて、悪い人も、悪気がある人も誰もいませんが、それでもきょうは、なんだかなーと強く思ったので、ここに書いて記録しておくことにします。
まとめると、
①必要事項が不足なく書かれた完成されたプログラム必須
②演芸会は外部だけでなく内輪のスタッフをひとりでもいいので専属でつける
③プログラム印刷してをお客さんに渡す
④音響装置はいいものを、特に最近の音楽形式にも対応したものを。
⑤出演者から自己紹介と音楽を事前にもらっておく
(統一フォーマットに自己紹介を必須にして司会に活用する。)
(出さない人は読まないことにするという割り切りも必要)
です。
特に⑤は、本当にカセットテープは大変なので、
事前に音源をもらって一枚のCDにしちゃえば、
進行も楽ですよね。
どっちにしても会場の音質はよくないので、
テープから直接マイクで拾って録音してもいいぐらいだよね?と、
たつやクンと二人で話しておりました。
来年、同じオファーが来たら引き受けるかどうか微妙。
大変だということじゃなくて、むしろ必要以上に手を貸してしまいそうで、
自粛しないといけない、と、心を引きしています。
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